今回の機種はWH36DAです。後継機のWH36DCが出た直後に壊れたのは何かあるのでしょうか。ソニータイマー的な。
打撃しないんですよね。とくに長いビスを打ったときに。打撃しないインパクトドライバなんて、ただのドライバです。まわりはするのでネジ締めくらいにには使えるんですけどね。モーターは調子良いでのここは大丈夫でしょう。モーター故障だったら買った方が安いです。特に今のブラシレスモデルはアーマチュアからスイッチ、基盤まで一体になっていて個別交換を許さない構造です。(=修理費用が高い)開けてみるとアンビルとハンマーが見えました。アンビルが三叉になってますよね。これがHIKOKIお得意の「トリプルハンマー」です。
普通のはこんな感じ。二叉です。
よくみるとハンマーの角が減ってますよね?
新品のハンマーと並べてみます。
左が摩耗した部品、右が新品です。このわずかな減りでアンビルとハンマーが滑ってしまい、長いビスが打てなくなります。この減り画像から使っていた方をプロファイリングすると、「長いビスを正転で多く締めることが多い人」となります。
ここからは交換して清掃、閉じるだけです。が、この下にあるヘリカルギアとスプリングを外すのにかなり苦労しました。大変すぎて写真ありません。力を入れて部品を固定しつつ中の鉄球を外す作業です。
チンパンジー並みの握力が要ります。なんとか組めましたが、もうしたくない作業今年ナンバーワンです。メーカーさんに投げたい気分でした笑。中身はきれいにしてグリスアップ、点検しました。
苦労したかいがあって、長いビスも打てるようになりました。来年も頑張って欲しいです。もっと面白い事を書きたいのですが指に豆ができてしまったので、帰宅して猫の腹でも揉みます。お疲れさまでした。