HiKOKIのハンマH41SA2の修理です。長い事カタログ落ちもせずに売れ続けていたロングセラー機種でした。打撃力と大きさのバランスが良いです。現在ではバージョンアップしてH41SA3になっています。200グラムくらい軽くなりました。
モーターは回るんですが打撃しません。以前のコレと同じ症状ですね。38番のコンロッド折れです(確信)
開けてみましたが、やはり破損でした。
これ、部品だけだとせいぜい数百円なんですが、清掃とついでのパッキン類交換がとても大変なんですよ。ここからの修理工程は以前のコレと全く同じです。そのままコピペしたいくらいです。
とにかくバラシて。。。
破損部も交換します。左が新品ですね。ここからが作業の大半です。
ひたすら洗浄します。部品の破片なんかが残っているとまた壊れますからね。実際、洗浄液に破片が多く含まれていました。修理料金の7割方は分解、洗浄ですかね。
あとはパッキン類の交換です。ハンマドリルと言っても中身はエア工具みたいなものなので、パッキンが痛むとエア漏れして力が出ません。
組み立て、ハンマドリル用グリスを封入しておしまいです。
ギア、モーター、のカーボン摩耗はそんなにありませんでした。ギアグリスは少なくなっていたのでサービスしておきました。先のハンマドリル用グリスとは違って粘度が高い物です。箇所によって最適なグリスを使った方がいいですよ。なんでもクレ556使う人がいるんですが、中のグリスまで溶ける恐れがあります。
動作も良好、パワーも上がったのを確認しました。本当に以前のコレと同じ工程でした。変わったのはマキタハンマグリスからHiKOKIハンマグリスになったくらいです。マキタとHiKOKI作業難易度を比較してまとめようと思ったんですが、同じくらいでしたね。