お預かりしたのはマキタの電子トリマ 3707FCです。電子制御なので立ち上がりが滑らかで、使用中も回転数が一定で使いやすい製品です。
電子制御ではない3707Fというモデルもあります。 3707FCが28000円,3707Fが26000円ですので電子制御付きの方が売れています。
今回はベアリングからの異音ですね。トリマの故障だと多い症状です。スイッチを入れると「ギャギャギャギャーン」とジョジョの擬音みたいな音がします。
該当のベアリングを交換して終わりなので作業的にはそんなに難しくありません。
と、その時までは思っていました・・・・
開けてみると、
これです。思いっきり焦げてます。松崎しげるかと思いました。
ベアリング固着→熱を持つ→周りがメルトダウン、です。
不思議なのは二ヶ所あるうちのスイッチ側のベアリングが破損していたことです。作業時には刃物側のベアリングに多く負担がかかるので、殆どの場合は先にこっちが壊れます。今回は逆でした。原因はわかりませんでした。
幸いだったのはプラケースや電子部品はほぼ無事だったことです。
炭化物、ゴミが付着していてそのままでは挿入不可でしたので上部に穴を開けて清掃しました。
こんなにどっさり。
該当部品を発注、部品交換組み立て。組み立て後しばらく回しましたが熱を持つこともなかったのですし、作動音も「フ匕ィィーン」と好調です。この後、京セラ(リョービ)のトリマTR-51のベアリング交換修理をしたのですが、こっちはすんなり完了しました笑
トリマの異音に気がついたらお早めにご相談下さい。結果的に安く済みますよ。