さっき、警察から刑事さんが来ました。マスク警察でも自粛警察でもなく銭形でも大門でもなく本物です。なんでもこのあたりで、工具の盗難があったそうです。当店でも中古工具の買取はしているので、調査対象となったようです。お店で扱っているのは出どころがはっきりしたものですのでご安心下さいね。お店の倉庫も泥棒には気をつけたいです。予算が潤沢にあれば、敷地に塀と堀を張り巡らし、出城(真田丸)を設置、特殊部隊(SAT)を配置したいところです。
家の獰猛な番三毛猫はかわいいだけでなんの役にも立ちませんし。
さて本題。おなじみ?のインパクトビット折れです。こんなんです。
見事に折れてました。ひっぱろうにも、掴みしろがないです。こんなときはまず、まわりのスリーブを外します。Cリングを先の細いドライバなんかで取ります。
中からスプリング、スプリング抑え、鉄球が出てきます。スプリングは勢いよく外れるので気をつけてくださいね。
このあとは鉄球が入っていた隙間から細いドライバを叩いてビットのかけらを外します。ビットが噛んでしまってビクともしないときには、ビットの刺さっているところ(アンビル)を軽く叩いてビットが緩むのを待ちます。ビットが動いたらラジオペンチで掴んで抜けますよ。いずれにしてもオイルスプレーすると良いです。
今回はかなり噛んでいてビクともしなかったですね。ときには折れたビットに打撃を与えつつ、叩く角度を何回も変えてやっと噛んでいるのを解消できました。あまり強く叩くと壊れますので気を使いますね。
抜けました。スポッ!て音がした気がします。
これでもダメ!って時はアンビル交換になります。部品、工賃含めて¥5000以下ってところでしょうか。作業的には交換しちゃったほうが早いんですけどね。強引に抜くとアンビル破損になって、また抜けなくなるので気をつけてくださいね。
あとは入っていた順に組み直してフィニッシュ。新品ビットを差し込んでも引っかかりはありませんでした。
インパクトのビットが抜けない記事って何気に人気記事だったりします。こちらでも「インパクト ビット 折れ」なんかで検索して来てくださる方がかなりいます。作業中に折れて取れなくなるとショックですよね。少しでもお役に立てると幸いです。ビット折れと泥棒が少なくなる世の中になってほしいです。