日立の謎丸ノコの修理です。c6uv自体は2000年頃に日立から発売されていましたが、thanks30の文字があるのは初めて見ました。
日立工機30周年にthanks30の文字が刻印された腕時計は関係者に配られたことがあったようですが、これは全く関係ないでしょうね。本体色も文字のフォントも家庭用感があるのでホームセンター専売品だったのかも。
分解しましたけどDIY用にしては作りはしっかりしていました。プロ用丸ノコの本体色と銘板を変えただけでしょう。まあ、ホーム用とプロ用でライン分けて別製品作るのも無駄ですもんね。そういえばHiKOKI(旧日立)はホーム用とプロ用でも共通の製品多いですね。マキタなんかだとバッテリから違うので同じマキタでも互換性ないですけど、HiKOKIは同じバッテリなのでプロ用製品を買っても使えますし。
さすがにギアは減っていました。
整流子は摩耗なし。
断線してました。昔の製品だったので故障箇所判定から修理、整備までかなり短時間で出来ました。シンプルなのは良いです。結果的に費用も安くなりますし。
どこのメーカーとは言いませんが、DIY製品とプロ用であからさまに部品の質を変えていますね。修理にしても直すのを前提とした構造ではなくて、新品買い替えの思想で設計されているように感じます。最初に買った製品がショボかったら次からそのメーカーのは避けますよね?長い目で見たら初心者用こそしっかりとした構造にしたほうが良いと思います。
高性能になって機能が多くなると、整備性が落ちて高コストになるのはガンダムでも工業製品でも同じですね。