スライド丸ノコの上下が渋い件

スライド丸ノコのターンテーブルとハンドルを繋ぐヒンジが渋くて引っかかる感じがする、とのことです。考えられる原因は、

ヒンジ固定ボルトが締まっている (○の場所です)

同症状で持ち込まれる半分以上がココを緩めただけで解消されます。あまりにも手間がかからなくて料金を請求しづらいのが難点です。

今回はこちらではありませんでした。と、なると可動部分のすり合わせが悪いかですね。一回だけバネが折れていた事がありますがレアケースです。

本体とターンテーブル部を分離分解します。

これを繋いでいたシャフトをちょっとだけ研磨。

さらにバネのテンションを戻します。

何度も動かしていると疲労するので交換しても良かったかもしれませんが、今回は急ぎでしたのでこの様にしました。ガンダムの宇宙世紀だったらマグネットコーティングをするはずです。(RX-78-2からRX-78-3みたいに)

後は本体部分の清掃、グリスアップ、組み直しで元通りの動きになりました。動きの悪いの放置しておくとどんどん削れていきますからね。モーターより先にスライド部分がおかしくなることも多いです。スライド部分のベアリング異常も多いかな。早めのチェックがオススメですよ。

機械も人間も関節部分は大事です。猫のようにしなやかな関節が理想かな。