リョービ(京セラ)の刈り払い機、アイドリング状態でも刃が回ってしまう

リョービ(京セラ)の刈り払い機がアイドリング状態でも刃が回転してしまう症状です。預かった時に「これは楽な仕事」って思っていましたね。それは間違いだったって気がつくのには1時間かかりました。すいません。だって普通はアクセルワイヤーかアイドリングスクリューの調整で10分で済みますもん。でも、それをやっても回転したままです。考えてみれば持ち込んだのは草刈りのプロの方ですからアイドリング調整なんて朝メシ前なはずですね。

 一通りワイヤー、フレキシブルシャフトの点検をしました。多少、ワイヤー伸びはあったものの問題なし。となると遠心クラッチですかね。刈り払い機はエンジンの回転をクラッチで先端の刃物に伝えているので、これか摩耗したり壊れると動作に異常をきたします。まあそこまで多く無いですけどね。

・・・って、分解したらクラッチシューが壊れてました。そりゃ回転もおかしくなります。原因がわかったら掃除して交換するだけです。

   

新品をそのまま取り付けだけなら簡単なんですけどクラッチシューの破片が部屋に散らばっている状態で掃除が大変でした。。このまま組み付けたらまた壊れるでしょうね。可能な限り分解してキレイにしましたよ。

新品を取り寄せました。上が新品、下が壊れたクラッチです。減ってますね。こういった消耗品が供給されているか、交換できるか(簡単に=手数料が安い)が園芸用品に関わらず、製品を選ぶポイントですね。大手メーカーのでも修理を考えていない商品は多くありますので、そこはお買い物の際に情報提供できたらな、と思います。

組み付け、各部グリスアップをして正常動作を確認しました。こちら、今井工機でお買い上げ商品だったのでかなりお安く修理できました。本格的な草刈りシーズンに間に合ってよかったです。