マックス常圧コイルネイラ CN-550S修理

マックスの常圧コイルネイラCN-550Sの修理です。「コイルネイラ」というのはマックスから見た常圧の釘打機の事ですね。高圧釘打ち機はマックスに言わせると「スーパーコイルネイラ」になります。

 だから「マキタのコイルネイラ」というのは誤用で「ヤフーでググれ※1」とかと似た用法になってしまいます。 紛らわしいですね。

 さて今回は釘送りがしないということでお預かりしました。同時にこれもお預かりしました。

釘送りをしている部品「ギャクシヅメ」に反発力を与えている「ネジリコイルバネ」です。こちらをお渡しいただけたので、故障箇所の判定が楽にできました。ありがとうございました。開けてみるとやはりギャクシヅメ、ネジリコイルバネ及びそれを固定しているヘイコウピンとゴムの座金が欠損してました。(本来☆のところにギャクシヅメがあります。) そしてカタカナが連続すると脳が混乱してアブラマシマシニンニクオオメ感が出ます。

ゴム座金が何らかの原因で取れて、固定されていた部品も取れてしまったのでしょう。他もゴム座金がない所があったので足しておきました。他には釘送りピストンの動きが悪かったので分解清掃。ちょっと汚れていましたね。

ちょっと動きがニブイ。

分解してお掃除

オイルやチリが固まったような汚れでした。パッキン類は正常でしたのでそのまま。グリスアップ、組み直して正常動作を確認しました。まだ現行品ですのでがんばってくれるでしょう。

 今回のように欠落した部品があると楽に作業できますね。無いとしても、〜の部品が落ちた等の情報でもありがたいです。修理時間の8割以上が故障箇所判定に割かれるなんてザラですから。個人的には修理箇所がわかっている機械の修理は3割引したい気持ちです。(個人の考えであり、今井工機の公式な意見ではありません)

※1  以前は意味がわからない、矛盾している発言の例で挙げられることが多かったですけど、yahooの検索エンジンもGoogleと同じものを採用し始めたため、あながち間違った用法ではなくなってしまいました。