マキタインパクトドライバTD172のビットが抜けてしまう

明けましておめでとうございます。

こちらは初日の出とウチの三毛猫です。

新年初記事はマキタインパクトドライバTD172の修理です。ちなみに昨年の検索ワードナンバーワンが「マキタ インパクト ビット 抜けない」でした。今回はビットが抜けない・・ではなくて抜けちゃう症状です。

ビットが合っていないか、サビで固着だろうと思ったのでお預かりしたその場で分解しました。(車、汚い)

玉が無い・・・ビットを固定するスチールボールが無かったです。お店に戻って足りない部品を入れる事になりました。でも同症状だと異物がスリーブ内に入って固着していることが多いので、

分解、油をさすだけで直ることも多いですよ。あっ、その際はクレ556でも構いませんが余り多く入れると内部のグリスが溶解、流出してしまうので気をつけてくださいね。

お店で分解しました。以下、その手順です。

先端のリングスプリングを細いドライバーなどで外します。飛びやすいので注意です。

 

 

コンプレッションスプリングを外します。

ビットスリーブだけの状態になります。

本来でしたらここでスチールボールが2個出てきます。(写真は玉を入れた後です)

こちらは新品のスチールボールです。3.5は大きさですね。機種によって大きさは微妙に違います。

これが先端部部品コンプリートです。

あとはこれを分解した順に組みます。細かいですしバネで飛んだりするので無くしやすいです。通常使用でスチールボールが無くなるのは余り考えられないですね。

持ち込まれるのは自分で分解して順番が分からなくなったor部品を無くした場合がほとんどです。

まあ、抜けちゃうよりは抜けない症状での修理依頼が多いんですけどね。これも無理に外すと症状が悪化してしまうので気をつけてください。当店でしたら早ければその場で修理しますよ。