インパクトレンチ、インパクトドライバからのグリス漏れ

HiKOKIのインパクトレンチWR36DCからのグリス漏れです。今回はHiKOKIのインパクトレンチですが、グリスはインパクトドライバからも漏れることがあります。マキタでも。まあ、構造はほぼ同じですからね。

うっすら漏れてますね。軸とボディの間のOリングの摩耗によって隙間ができてそこから漏れることが多いですね。あと、動きが悪いからと言ってココにクレ556なんかのスプレーをかけるのはいけません。中のグリスが溶けてしまいます 。

分解します。

さらに先のハンマーケース内のOリングを目指します。

取り出しました。手はグリスでベトベトですごい滑ります。2006年大晦日のK-1、秋山成勲VS桜庭和志のヌルヌル事件を思い出します。※1

 一応、アンビルも確認します。まれに摩耗していることがありますからね。今回は異常なし。

 

摩耗したOリングと新品のOリングです。左が新、右が旧です。見た目一緒です。このOリングはHiKOKIで部品設定がなく、ハンマーケース交換でしかOリングは入手出来ないので同じ大きさのものを買ってきました。内径18mm外径22mm太さ2mmでした。

 

ここからはグリスを入れて元通りにするだけです。グリスはちょうどよい硬さのモリブデングリスを入れました。数百グラムも買うと普通の人だったら一生使えるくらいの量が入っています。

他には内部清掃、ベアリングの点検などを。組み直して動作確認しました。快調そのものですね。グリス漏れもありません。

 

お疲れさまでした。しかし、ストラップを付け忘れたので再分解するはめになりました。修理あるあるですね。

 

※1 秋山選手の体にローションを 大量に塗布した反則が判明。秋山が失格となり、没収試合となる